2011年06月21日

たまごのなかにいるのはだあれ?

「たまごのなかにいるのはだあれ?」
福音館書店 発行
ミア・ボサダ 作・絵

福音館書店の科学絵本です(かがくのとも絵本ではありませんが)。
まずたまごを見せて、これ何のたまご?と問いかけ、次のページで答えと、その動物の生態を簡単に(だいたい幼稚園年中〜小学校低学年くらいがターゲットと思われます)説明しています。

久々に、みーの「今日もこれ読んで」発言が来た一冊。ここのところ、「まだ読んでない本、まだ読んでない本」が決めぜりふで、読み終わるや「図書館行こう」だった彼女には珍しい発言です。
元々、科学絵本が好きで、クイズものに目がないので、無理もないのですが…。

たまごなので、もちろん相手は鳥類、は虫類、両生類…あと魚類と昆虫、のたぐい。そこそこリアルなのでうろこが駄目な方にはお勧めしません。が、このリアルが何というか、なんとも心地良い感じのリアルなんですよね…。たぶん、水彩の技法に貼り絵の技法を使っているのだと思うのですが、ペンギンやカモの羽毛のふわふわした感じや、ワニのタマゴが産卵されている土の表現など、なんともいえない柔らかさです。リアルでも、気持ち悪い系のリアルではなくて、目に心地良い系のリアルなんです。
また、答えページの説明文もほどよいです。「答えは××です!」で終わりではなく、かといってあまりに詳細すぎて、年中さんくらいの子供があきるような文章でもなく。ちょうどよいボリュームの説明文。
子供さんが科学絵本に興味ある、あるいは動物に興味がある、はたまたクイズが好き、であれば、きっと読んで楽しめると思います。動物は動物でもほ乳類くらいしか興味がなかったお子さんなら、タコや蜘蛛の生態に興味を持つかも。
図書館にあったら是非一度。

posted by 麻井由紀 at 22:28| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月17日

はしれちいさいきかんしゃ

「はしれちいさいきかんしゃ」
福音館書店 発行
イブ・スパング・オルセン 作・絵

駅の構内で貨車を引いたり押したりせっせと働く小さい機関車は、あんまり小さいので遠くへ行かせてもらえませんでした。
「せめてとなりのまちまでいきたいな」
ちいさいきかんしゃはときどきためいきをつきました。…そんなある日。

こういう、機関車の擬人化ものを見るとついつい思い出すのが「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」なのですが、……この小さい機関車は、そこまで無茶苦茶ではないかな。とはいえ、結構はげしいことをやってくれます。

線路を脱線してしまったのはこの機関車のせいではないのですが(ポイントを切り替えちゃった駅員さんのせい)、脱線して地面の上を走り出した機関車はイエンセンさんのおうちへ、どーん!
でもイエンセンさんは何が起こったか見もせずに「だあれ?あしふきで泥を落としてらっしゃい」
ここで真面目にバックして、足ふきできゅっきゅっと泥をふく機関車がかわいい!そして車輪で踏みにじられて糸くずになってとびちっちゃう足ふき、せつない(笑)。
イエンセンさんに「きゃー!」とびっくりされた機関車は、慌てて逃げ出して裏庭で物干し柱に正面衝突し、洗濯物ごと柱をさらってしまいます。それを見ていたお百姓が「イエンセンさんの洗濯物のおでかけだ」と呑気に言うのが楽しい。

…そう、なんというか、全編のんきなんです。見てる人も、「きゃー!」ってびっくりするのはイエンセンさんくらいで、お百姓も男の子も駅員さんも、「ふーん」って見送ってるんですよね。
そののどかさがなんともいえない。
あとこれは、翻訳の方の手柄かもしれませんが、機関車の走る擬音がなんともいい感じ!線路の上を走っているときは「ダダグンシュッシュ!」と走る機関車、線路を脱線して地面の上を走るときは「ズズズンシュッシュ!」と走ります。しゅっしゅっぶわぶわごっとん、といって線路に戻ったり、シーッシッシッシ、といって止まったり。
読み上手の方が読んだらきっと楽しいだろうなあ。少し長い物語に我慢できるようになった男の子なら大喜びだと思います。

「つきのぼうや」を書いたイブ・スパング・オルセンの作品です。いきいきした絵が多くてあきません。機会があれば、どうぞ・


posted by 麻井由紀 at 19:24| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月01日

いってらっしゃーい いってきまーす

「いってらっしゃーい いってきまーす」
福音館書店 発行
神沢利子 作
林明子 絵

神沢利子さん、林明子さんコンビの絵本。最近購入したのですが、長い間絶版になっていたものが復刊したのだそうです。
お母さんが会社にお勤め、お父さんが絵描きさん、という一家のなおちゃんの一日を描いた絵本です。
みーはずっと幼稚園育ち(ずっとっていってもまだ一年しか幼稚園行ってないけど)なので、保育園のお昼寝にびっくりしてました。どうしてこの子達寝てるのと聞かれて。幼稚園には、お昼寝、ないもんね。
でも、それ以外のことは全てが自分の等身大。「みーちゃんもおうちごっこしたよ!みーちゃん、お姉ちゃんの役なんだよ!」や、「みーちゃんも信号のボタン押すよー!」、「ここのクリーニング屋さん、鳥がいるんだね!」など、自分と同じところ、自分とは違うところにいろいろと反応していました。
何気ない日常の絵本なのですが、日常の話だからこそ、自分と比較して自分が経験していないことを経験した気分になれるのかもしれません。
幼稚園のお子さんも、保育園のお子さんも、お子さんがその世代を通り過ぎてしまった方も、よければぜひ。

posted by 麻井由紀 at 23:25| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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