2011年05月28日

ムーやんメーやんのけったいなおそうじ

「ムーやんメーやんのけったいなおそうじ」
文化出版局 発行
オロフ&レーナ・ランドストローム 作・絵

ひつじのムーやんとメーやん、ある日部屋を見回してふと思う。
「そろそろ そうじせな あかんなあ」

ムーやん(たぶん男の子)とメーやん(たぶん女の子)が関西弁でやりとりしながらお掃除をするお話。とぼけた感じの関西弁の会話が何とも言えません…。自分が関西出身のせいか、関西弁の絵本には弱いのです。
関西弁で会話される絵本の中には、関西弁でなければならない絵本もあれば、別に標準語でもいいけどあえて関西弁で、という絵本もあると思います。この本はたぶん後者。標準語で翻訳してもとぼけたあらすじはおもしろかったと思うのですが、そこを敢えて関西弁で会話させることで、より一層とぼけた風味が付加されて、なんともいえない味わいになってます。

小さい判型のかわいらしい本です。調べたわけではないのですが、たぶん、原書はシリーズで何作もあるんじゃないかなと思います。残念ながら日本語に翻訳されているのはこの一作のみ。しかもどうやら既に絶版っぽい……。……おもしろい本なのにー。

メジャーな出版社で、初版は1998年なので、図書館にはあるんじゃないかと思います。ご興味を持たれた方はぜひ探してみてください。
posted by 麻井由紀 at 22:47| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月26日

まてまてタクシー

「まてまてタクシー」
福音館書店 発行
西村敏雄 作・絵

今月の「こどものとも年少版」です。ずっと欲しかったのに本屋に行けなくてじりじりしてました……。まだ本屋にあってよかった…。

「バルバルさん」の西村敏雄さんの新作。タクシーに忘れ物をしたハットさんが、「まてまてタクシー」とタクシーを追いかける話です。そんな勢いでタクシーを追いかけられるなら、元々タクシー使わなくても家に帰れたんじゃ…とつっこんではいけません(笑)。
オチよりも、とにかく途中の追いかけてる風景が楽しいお話です。牛さんの力を借りてみたり、どっちいった?と犬に聞いてみたり、街に入ってたくさんのタクシーの中、目当てのタクシーを見失ったり。こういう経過を追う話は、文章よりも絵で目に訴えるところが大きいので、小さい子もよく楽しめると思います。おじさんしか出ていない絵本も結構珍しいなと思いつつ、楽しい本でした。もう今月も終わってしまいますが、本屋が無理なら図書館でどうぞ。

posted by 麻井由紀 at 00:12| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月16日

ぞろ目。

年中さんになって初めての身体測定。みーの身長は111.1p。ぞろ目だぞろ目だ、と大受けしていると、みーが、「お母ちゃん、なんでそんなに笑ってるの」と聞くので、「1111って並んでて楽しいね」と答えると、「うん、じゃあみーちゃん次は2222になるからね!」

……いや、…222.2pは、女の子として(てかその前にもしかしたら人としても)前人未到の記録だと思うから、ならなくっていいなりよ……。



posted by 麻井由紀 at 23:31| Comment(0) | 小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月15日

とこやさんにいったニッセ

「とこやさんにいったニッセ」
偕成社 発行
オロフとレーナ・ランドストローム 作・絵

小学校の修了式のためにとこやさんにいったニッセ。とびきりすてきにね、ととこやさんにお願いして、ママは買い物にいってしまいました。順番を待つ間、ニッセは雑誌を読み、つまらない写真ばかりだなとつぶやきますが、一枚だけ気に入った写真がありました。「こんな髪型にして!」…頼まれたとこやさんは…。

たのまれたとこやさん。「うーん」と一声うなりはしたものの、雑誌とにらめっこで切ってはとかし、切ってはとかしして、ニッセが考えたとおりの髪型に仕上げてくれます。
その髪型を見た瞬間、みーは「×××!」(排泄物)と叫びました。作者の意図はそれではなくて「×××××××」(冷たい食べ物)の方ではないかと思うのですが…。
ともあれ、ちょっと奇抜な髪型に仕上がったニッセ。でもニッセは大満足。
そしてそれを見たお母さんは「まあニッセ!」と驚いて叫んだものの、怒ったりはしません。
先生や友達も「あらニッセなの!?」と驚きはしますが、笑ったりしない。
みんなの柔軟な姿勢、受け入れる目線がなんだかいいなあ、と思います。
オチのページのとこやさんの光景もちょっと好きです。

色づかいがやわらかく、線がシンプルで暖かくて、なつかしい感じのする絵本です。母国での出版は1991年と、そんなに古いわけではないので、これが作者の方達のスタイルなのでしょう。同じニッセの本がもう一作あるようなので、さがして借りてみようと思います。

posted by 麻井由紀 at 23:49| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月13日

とってもランチ

「とってもランチ」
解放出版社 発行
ひぐちともこ 作・絵

テレビをみないでさっさとたべなさい、と怒られた男の子。はーい、といい返事。……さて?

この絵本の感想を一言で言うなら、「日本語マジック!」
一ページ目で、「テレビをみないでさっさとたべなさい」と朝食の席でたしなめられた男の子。
二ページ目では、「テレビをみるんじゃなーい たべてしまうのよー」と怒られます。

……何を?とは思わないですよね。食べてしまうのは朝食。

でも、はーい、と答えて男の子が食べてしまったのはテレビ!

新聞に夢中のお父さん、電話しているお母さんが何も言わないのをいいことに、口からコードをたらしながら学校へ行くと、今度はクラスメート数人がカエルを手に、「おいたべろ、さっさとたべろ、ぜんぶたべろ」
これまた「はーい」といい返事でカエルを……だけではなく、クラスメート全員も、椅子や机ごと食べてしまう…!
ひっそりがらーん、とした教室がシュールです。

という調子でどんどんエスカレートしていって、最後にはあるオチがついているのですが、オチよりもとにかく途中のこの「はーい」で全部食べちゃうのがシュールでスゴイ。かわいらしい絵だけにより一層インパクト大。

ちなみに、みー大受けです。何回も何回も読まされました……。「はーい」と言ってどんどん呑み込むページが気に入っていたようですが……。……呑み込みたいのか、みー…。

「キャベツくん」的ナンセンス絵本に慣れている子供さんにお勧めです。
posted by 麻井由紀 at 23:56| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月10日

どかんねこ

「どかんねこ」
ポプラ社 発行
矢玉四郎 作・絵

どかんがいっぽん ありました。
しろねこちゃんが はいったら ぶちぶちねこが でてきたよ。

……なぜしろねこちゃんが入ったらぶちぶちねこが出てくるのかは、「ねこのひみつはだれにもないしょだよ」と本の折り返しに書かれているので、言えません(笑)。
というか、言ったら台無し。

非常にリズム感よく読んであげられるので、小さい子供さんにお勧めです。文字も少ないです。
矢玉四郎さんは以前、もっとあくの強い絵のイメージ(はれときどきぶた、とか)だったんですが、これは淡い水彩で、かわいらしいです。オチもかわいい。……でも、ねこのひみつはだれにもないしょだよ!

本当は、みーの年齢的にはもっと物語的なお話を読んであげないといけないのですが、ついついナンセンス絵本ばかり読んでしまいます。今日も、「ねむりひめ」を読もうとしたら「どかんねこ」を選ばれてしまった。姫の絵で、はまってくれるかと思ったのに。むずかしいなー。
posted by 麻井由紀 at 23:14| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月07日

大豆。

明日が母の日なので(かどうかわからないけど。今は毎日が手紙ブームなので)、みーがお手紙をくれました。こんなんです。

「おかあちゃん、だいすきだよ。とってもだよ。みずき」

うおおおおおお!かわいいぜー!これでご飯三杯食べられるぜー!!!…とか思ったのですが、よくよく見ると、すにはてんてんがついていました。つまり、

「おかあちゃん、だいずきだよ」

……大豆?


……名前に「ず」があるので、どうにも「す」にはてんてんをつける癖があるらしいみーでした。


……大豆?
posted by 麻井由紀 at 23:46| Comment(0) | 小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月04日

くまにてがみをかきました

「くまにてがみをかきました」
偕成社 発行
ジョアナ・ハリスン 作・絵

ケイティーは夜になると、階段の下にいるクマのことが気になります。見たことはないけどぜったいにいるの。とびかかろうとして待ってるの。
おとうさんに話したけど忙しくて聞いてくれません。お母さんが言いました。
「手紙を書いてどこかへいってってたのんだら?」
そこでケイティーはくまに手紙を書きました。

階段の下の物置にいるクマと女の子の手紙でのやりとりが楽しいお話です。クマの返しがしゃれてます。あんまり書くとネタバレになってしまうので書きにくいのですが、クマのことを知ってケイティーの要望に応えてくれる両親も、えらいというか、おしゃれです。小さい子が必ず持つ「こわいもの」を上手く「怖くないもの」へ導いていくその過程が素敵。
最初、あんまりはまらない様子で聞いていたみーが、手紙が行き交うにつれ、話に入り込んでいくのが見えて、おもしろかったです。お手紙を書くことに興味がある年齢のお嬢さんならきっと同じようにはまるのでは。ぜひ、くまとケイティーの文通を楽しんでください。

posted by 麻井由紀 at 22:33| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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