2011年04月26日

どれにしようかな

「どれにしようかな」
学研 発行
つちだのぶこ 作・絵

にちようび、すみれちゃんはおもちゃやさんへやってきました。どれにしようかまよっちゃうな、と、まよってまよってえらんだおもちゃは8こ。
「あらあら、どれかひとつよ」とおかあさん。
「まよったらかみさまにきいてごらん」とおとうさん。
そこですみれちゃんは……。

ど・れ・に・し・よ・う・か・な か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り…の、決め歌おまじない(という言い方でいいのかな)。
きっと地方ごとにいろいろ文句が違うんでしょうね。ちなみに私が子供の頃の地元では「どれにしようかな てんのかみさまのいうとおり ぷっとこっとぷっとこっとぷっぷっぷ かきのたね」でした。子供が今使っている(どうやら幼稚園で聞き覚えたらしい)文句は「どれにしようかな かみさまのいうとおり それはまほうのまほうです」というもの。
…でも、それで一つに決まったとしても、やっぱりまだ迷っちゃう時って、ありますよね。そういうとき、どうします?
そう、おまじない歌には追加があるのです!
すみれちゃんのおまじない歌にふりまわされるおもちゃたちや天の神様がなんともいえません。特に、おもちゃたちがとっても表情豊か!最初に選ばれたくまさんが、すみれちゃんがやっぱりやーめた、とおまじないを続けてしまったので落ち込んだりくっすん泣いたりするところ、それをなぐさめるお人形のお家、なんともいえずかわいいです。
あと、「こんな文句もあるんだ!」と、すみれちゃんがくりだす言葉にびっくりしたりして。
いつも、それこそおもちゃばこをひっくり返したような、カラフルで画面いっぱいにいろんなものが書き込まれているのが特徴のつちださんの絵本。おもちゃやさんを描いたこの絵本は、そのつちださんの本領発揮という感じがします。内容がシンプルなので、2〜3歳児から読めると思います。ちょっと大きくなった子は、書き込みの細かいところをチェックするのが楽しいかも。おすすめです。
posted by 麻井由紀 at 22:32| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月23日

もちもちおもち

「もちもちおもち」
岩崎書店 発行
庄司三智子 作・絵

みんなだいすき おもちだよ
あんこもちやらきなこもち からみもちにずんだもち
もちもちもちっとせいぞろい!

歌舞伎の舞台風におもちを紹介するもちづくし絵本。
もち好きのみーの、反応すること反応すること。
「みーちゃんこれ好き!…これも好き!!…これ、食べたい!!」
……非常に受けたので、紹介してみました。

韻を踏んだ文章で、リズムよく、読みやすいです。カラフルでほどよくリアルな絵柄も受け入れやすいと思います。文章の長さ的には幼稚園児向けだと思いますが、食べ物がテーマでリズム感ある文章なので、意外ともっと小さいお子さんにも受けるかも。お餅が好きな子供さんに、ぜひ。
posted by 麻井由紀 at 22:22| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月13日

訃報:岸田衿子さん

「かばくん」などを書かれた岸田衿子さんが亡くなられました。

我が家にあるのは「ねこどけい」「おいしいかぞえうた」の二冊。どちらもこどものともの月刊絵本です。「かばくん」も好きでしたが、「ぐぎがさんとふへほさん」のような、少しナンセンスな絵本も大好きでした。
中でもナンセンスの極みは、「かぞえうたのほん」。このブログの中でとりあげたと思っていましたが、取り上げていませんでした…。いくつかのかぞえうたを集めた本ですが、岸田さんの言葉とスズキコージさんの絵が秀逸で、これ以上のかぞえうたの本はない!と言いたいほど。
「いっちゃん いちごのたねだけたべる にーちゃん にぼしのかばやきたべる」……と続いていくかぞえうたの中、ろっちゃんがろーるぱんをほどいてたべるのが、変なんだけどどうにもありそうで、でもやっぱり変で……。
優しいやわらかい物語も、こういうちょっと不思議でナンセンスな絵本も、岸田さんの言葉を選ぶセンスあればこそだなあと思います。しみじみまた読み返したくなる話をたくさん書いて残してくださいました。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
posted by 麻井由紀 at 22:49| Comment(0) | 訃報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月12日

おそばおばけ

「おそばおばけ」
クレヨンハウス 発行
谷川俊太郎 作
しりあがり寿 絵

ぼくはおそばとあそぶのがすき ぼくがよぶとあなからでてくる。

真面目な人が見たら、たぶん「なんじゃこれは!」とか「ええんかいこれで!」(何故関西弁…)とか言いたくなるであろう絵本。
とにかく画面が白い!白い!白い!!!
主役のおそばも、そばというよりは、私には毛に見えますー。最初にそばが穴から出てくるんですが、毛穴から毛が生えているようにも見える。
しかし、読めばみーには大受けでした。言葉とデザインがマッチしているのがすばらしいです!

「いうこときかずにすごいはやさで」、男の子をひっぱっているそばのページと、
「つるつり つるつれ つろ」のページが大好きです。

大人向けかな。でも擬音のページは絶対子供にも受けると思います。機会があったら。


私信:レッツ読んでる。シリーズ三冊ともあった。おもしろい!てか、妙に今の自分にリアタイな感じで受ける……。
posted by 麻井由紀 at 23:31| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月06日

げんくんのまちのおみせやさん

「げんくんのまちのおみせやさん」
徳間書店 発行
ほりかわりまこ 作・絵

げんくんは昨日このまちに引っ越してきました。
「お母さん、一軒家に越したんだから、犬を飼いたいよ、いいでしょ?」
でもお母さんの返事は
「自分で面倒見られないうちは駄目よ」

ストーリーの本筋は、男の子が念願の犬を飼うまでの話、なのですが、タイトルからもわかるとおり、本の内容のほとんどをしめているのはげんくんがこしてきた街にあるいろいろなお店屋さんです。店の人とげんくんの、どこかなつかしいようなやりとりがなんとも言えません。……特におそばやのおじさんは、「あー。こういうちょけたおっちゃん、いるいる」という感じ。リアルというよりは、どこか「デッサンくるってんちゃうん」という絵柄なのですが(コロッケ揚げてるおじさんとかさ…)、それがまたなんともいい味です。店先に貼ってある値札の、いかにもポスターカラーで書きました!という味のある値札も妙に印象に残ります。

なつかしい商店街の風景。こういう街並みがまた戻ってほしいなと、自宅側のシャッター商店街を見つつ思う日々です。
posted by 麻井由紀 at 02:20| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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