2011年01月31日

ころんだのだあれ?

「ころんだのだあれ?」
すずき出版 発行
垣内磯子 作
田中清代 絵

お風呂に入って、肩までつかって百数えてね、だるまさんがころんだ、を十回よ、とお母さんに言われたけんくん。さっそく数え始めますが、けんくんが「だ、る、ま、さ、ん、が、こ、ろ、ん、だ」というと、あれあれ、山のお寺でだるまさんがすってんころりん!

けんくんは魔法の力でも持ってるんでしょうか。お風呂場の中でつぶやくだけで、山のお寺でだるまさんがすってんころりん!だるまさんばっかりじゃつまらないなと「う、み、ぼ、う、ず、が、こ、ろ、ん、だ」ととなえると、海の中で海坊主もすってんころりん!てんぐもおばけもすってんころりん!!
…という愉快な話なのですが、……愉快が愉快で終わらないのが、田中清代さんの絵の力……。
だるまさんはともかく、海坊主こわい!おばけ怖い!そしてなぜかピンクのパンツをはいている天狗がリアル!
特に天狗は、みーがどうしても天狗だと理解してくれなくて「これ、人間だよう。だっておめんかぶってるし、パンツピンクだし、すね毛もはえてるもん」……と。
……すね毛は関係ないと思う。
まあでも確かに、リアルすぎると天狗に見えないものですね。とくにみーのイメージする天狗はだるまちゃんとてんぐちゃんの天狗ですからね。大人サイズの天狗が受け付けないのかもしれません。
お話はおもしろいのですが、妙に無気味なこの一冊。
インパクトが欲しいときに、どうぞ。

そういや、さいとうしのぶさんの新刊が出てた…。でも、おはなし、ではなくて、絵本のページの中からテントウムシや星、お花を捜しましょう、という「ミッケ」風の作りの本だったので、手を出しませんでした。図書館に入ったら借りようっと。
posted by 麻井由紀 at 23:27| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月30日

おとぞうさん

「おとぞうさん」
セーラー出版 発行
マイケル・グレイニエツ 作・絵

キアラはおもちゃやさんのぞうさんがお気に入り。幼稚園の帰りにいつも店の窓をのぞきます。
「ほしいなあ、あのすてきなぞうさん」
お父さんは思います。
「あのぞうさんを買えたら、キアラがどんなに喜ぶだろう…」

オチを言っちゃいますが。
「おとうさんのぞうさん」で、「おとぞうさん」!
おとうさんはなんと、「あなたもぞうになれる」キットで、ぞうになってしまうのですぞう!(衝撃のあまりダジャレが出る…)

クリームを塗って象色のひふになり、カプセルを飲んで体が大きく尻尾が長く、丸い錠剤で象の爪と足に!そしてあの象の耳と鼻になるにはちょっとコツが…!
……耳と鼻よりも象色のひふが衝撃でした……。
画材はクレヨンだと思うんですが、なんというか、…まさに象!ゾウ!!!
この色だけで、「うわー、象になっちゃった!」と思える色です!インパクトある!

もちろんキアラは大喜び!…でもね…?と、オチがちょっときいているお話です。


余談:……この絵本のおとうさん、…うちのお父ちゃんに激似……。
posted by 麻井由紀 at 23:25| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

うさぎ年ですので。

いつまでも虎の土鈴を玄関に飾ってちゃいかんよなー、と片付けていたらみーが来る。

「何してんの」
「虎の置物片付けてるんだよ」
「どうして」
「もううさぎ年になったからね」
「ふーん」

てな会話をして、しばらくして玄関を見たら、…以前マクドナルドのハッピーセットでもらったシュガーバニーズのマスコットが飾ってあった……。

腹抱えて笑った。子供なりにちゃんと理解しているのだのう。
posted by 麻井由紀 at 22:30| Comment(0) | 小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

きりのなかのサーカス

「きりのなかのサーカス」
好学社 発行
ブルーノ・ムナーリ 作

子供向けの絵本…なのですが、どちらかというと実験的で、非常にアートな感じの本。
厚手のトレーシングペーパーを使用して、絵を表面裏面に上手く配置することで、霧の中のぼやけた感じが出ている不思議な絵本です。
みーは単純に「めくる絵本」(イコール仕掛け絵本)として楽しんでいましたが、うーん、もうちょっと大きい子…小学生高学年くらいか、いっそ大人の方が楽しめるかな、と思います。
霧の中の道路から色紙に印刷された鮮やかなサーカスの練習風景にページが変わるところが印象深い。そしてサーカスと別れてまた霧の中へ戻っていくとき、振り返ると明るいサーカスの色が見えていて、それがだんだんだんだんトレーシングペーパーを重ねていって見えなくなっていく……。

マイナーな出版社ですし、日本での初版は1981年。書店で手に取れるかどうかはわかりません。
しかも、小さい子供さんには難しいかもしれません。
が、このおしゃれな雰囲気、ぜひ味わっていただきたいです。
posted by 麻井由紀 at 22:23| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月24日

みんなで!どうろこうじ

「みんなで!どうろこうじ」
偕成社 発行
竹下文子 作
鈴木まもる 絵

パン屋さんの前の道は、車が通るとがったんごっとん。
道路をなおす工事をすることになりました。

我が家の父ちゃんの仕事は、道路関係です(ざくっとした表現だ…)。
なので、これを図書館で見かけたとき、「おお、一度パパンのお仕事についてみーに説明するいい機会よのう」と思いまして。
さっそく借りてみました。
借りてみたらば意外や意外、2010年発行の非常に新しい本でした。
作者はピンポンバスのお二人です。

工事の始まりはまず道路の点検から。そして工事車両が到着し、工事が始まり、一日では終わらなくて次の日もまた…という様子で進んでいきます。
たぶん誰もが通りすがりに何回も見かけた光景が展開され、「ああ、それはこういうことをしていたのか」と納得しつつ大人もけっこう楽しめる絵本。

……まあしかし、男の子向けですね。

彼らはきっと、そこここに挿入される工事車両名に、わくわくしてくれることでしょう。パワーショベル、モーターグレーダー、マカダムローラー……。……思った通り、みーはそのあたり、華麗にスルー。むしろ、背後の商店街で何が行われているかの方が興味深いようです。昼休みと見えて大量にカレー屋から出てくるサラリーマン風の人達、ぼさぼさで床屋さんに入っていって、次のページでさっぱりして出てくる男の人…。いろいろチェックしてました。…そういう、前のページとの違いを楽しむおもしろさもあると思います。

子供さんがトミカ好きなら、ぜひ。
posted by 麻井由紀 at 22:48| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月21日

ちびくろ・さんぼ

「ちびくろ・さんぼ」
瑞雲舎 発行
ヘレン・バンナーマン 作
フランク・ドビアス 絵

ちびくろ・さんぼです。
図書館で見かけて、「…そういや子供の頃っきり読んでないな…」と思い出し、借りてみた次第。
結構他の絵本は(大学のサークルがそういうサークルだったせいもあって)、大人になってから読み返したことがあるのですが、ちびくろ・さんぼは一時期ごたごたしたせいで読む機会を失っていたのです。

読み返して、……自分の記憶の適当さにがくぜんとする私…。
きれいなうわぎを作ってもらい、すてきなかさを買ってもらったさんぼがジャングルに散歩に行き、とらたちに襲われそうになってそれを差し出すところや、とらがぐるぐる回ってバターになっちゃうところは記憶通りだったのですが、なぜか自分の中で、とらがそうやって争い合ってぐるぐる回る羽目になったのは、さんぼがなにか気の利いたことを言って、とらたちを争い合わせたからだということになっていた……。
……本当は違いました。とらたちは勝手に「自分たちが一番素晴らしい」と争いはじめて、ずぼんやうわぎやかさを放り出して、互いに互いの尻尾にかみついてぐるぐる回り始めたのでした…。…さんぼはそれを見て正直に、「とらさん、とらさん、どうしてこんないいかさやきものをすてちゃったの?もういらないの?いるならそういっておくれよ。でなきゃぼくがもってっちゃうよ?」と確認するのです。虎たちは争っているのでぐるるるるとしか言えず、じゃあそういうことで、というわけでさんぼはもとどおりきれいなうわぎやかさをもって帰って行きます。

さんぼって……。……本当に素直な子だったんだな……。

記憶違いがあったとはいえ、この話のおもしろさや絵の斬新さは変わることはないと思います。ぐるぐる回っているうちにとらが溶けてしまってバターになるなんて、本当にどうして考えついたんでしょう。うわぎとずぼんはともかく、「四本足の俺が二本足のお前の靴をもらってもしょうがない」というとらに、「耳にかぶればいいですよ」と応じるさんぼもかわいい。舞台はどう見てもインドなのに妙に中南米(アフリカっていうよりメキシコっぽい…)を感じさせるパパママも、原色四つと黒白だけという制限の中書かれた赤い空、青と黄色の椰子の木、青い大地も、はっとするほどすてきです。なにより、とらたちのかわいいこと!

長いこと読んでないなあ、と思った方。お勧めです。
posted by 麻井由紀 at 23:59| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

しゃっくりがいこつ

「しゃっくりがいこつ」
セーラー出版 発行
マージェリー・カイラー 作
S・D・シンドラー 絵

がいこつのおめざめです。しゃっくりがでていました。ヒック ヒック ヒック。

本来しゃっくりの出ようのない(だって筋肉ないし…)がいこつがしゃっくりがとまらないというナンセンス。歯を磨いたらしゃっくりした拍子にあごの骨が飛んでいくし、骨のお手入れをしていたらしゃっくりでうっかり腕が外れます。
困ってしまって友達のオバケと二人、なんとかしゃっくりをとめようとするのですが、砂糖を食べても食べた砂糖が肋骨の隙間からこぼれ、目を指で押さえようにも肝心の目の玉がありません。
さあ困ったぞ。というところで、結果はわりとオーソドックスな方法でオチがつきます。
わりと単純なナンセンス絵本なのですが、この妙に顔長ながいこつが何ともいい。みーも怖がるでもなく、「このがいこつかわいいよね」などと言っています。がいこつがしゃっくりを止めようとしていろんな方法を試して、どれもうまくいかないくだりが一番おもしろいです。がいこつのかわいさが際だつので。…あ、しゃっくりでいろいろ困ってるページももちろんかわいい。オチよりも、途中の経過が楽しい絵本です。

どうでもいいけど、しゃっくりの止め方って結構万国共通なんですね。砂糖水をのむといいってよく言いますよね、しゃっくり。


posted by 麻井由紀 at 23:12| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月17日

はなをくんくん、ゆうびんでーす!

「はなをくんくん」
福音館書店 発行
ルース・クラウス 作
マーク・シーモント 絵

「ゆうびんでーす!」
ひさかたチャイルド 発行
間瀬なおかた 作・絵

原題「happy day」を「はなをくんくん」と翻訳した一冊。
冬眠している動物の姿から、はっと目を覚ました動物たちが一斉にはなをくんくんさせながら同じ方向へ駆けていく絵、そして輪になって踊る絵を通して、春の到来の喜びを伝える絵本。
………こんな大雪(うちの地元にしては!)の寒い日に読むと、なんともじわじわしみてくる絵本だなあと思います。

…でも、はなをくんくん、もいいけど、原題も捨てがたいなあと思うのは私だけでしょうか。

ちなみに今日はもう一冊、「ゆうびんでーす!」も読みました。こちらも春の到来を告げる話。日本らしく、郵便屋さんと擬人化された動物たちとのやりとりで春の到来を告げます。
お正月明け最初に紹介した間瀬なおかたさんが同じひさかたチャイルドから発行している絵本です。
仕掛け絵本かと思ったらごく普通の本だったのですが、最後の最後だけ、いい感じに仕掛けになってます。こちらも、こんな日にはとてもしみます。よければどうぞ。
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2011年01月16日

かくれんぼ

「かくれんぼ」
すずき出版 発行
せなけいこ 作・絵

くだものたちがかくれんぼします。じゃんけんぽん!りんごちゃんがおに!

せなさんは、絵本の前書きで今の子供達はかくれんぼをするかしらと心配しておられますが、心配ご無用、です。狭い家の中でもマンションの階段でも、自転車置き場でも、人数さえそろえばいつでも彼らはかくれんぼです。…でも、時々ぎょっとするようなところから飛び出してこられるのだけは勘弁してほしいです。
この絵本の中のくだものたちも、結構「おいおいおいおいおい」なところから出てきます。みかんちゃん、バナナちゃんはいいとして、オチになってるいちごちゃんの隠れ場所といったら。…でも、好きなのはレモンちゃんの隠れ場所かも。せなさんの絵柄(貼り絵)のため、他の誰のどの隠れ場所よりも見つけにくかったです。
さがすの大好き、なみーにはもちろん大好物な絵本となりました。…同じようなテーマの紙芝居を、同じせなさんの絵柄で見た記憶があります。もし絵本が見つからなかったら、紙芝居を捜してみていただくのもよいかもです。…覚え違いだったらごめんなさい!


posted by 麻井由紀 at 23:37| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

初めての耳鼻科

夕食時、鼻の穴に指をつっこんでいるみーを叱ったら、突然ぼろぼろ泣き出した。
そんなに強く叱ったつもりはなかったので、「どうしたの?」って聞いたら、

「ゴミが入った……」


…なんですと?

とりあえず鼻の穴をのぞいてみたけれど、素人目にはよく見えず。「お鼻ふんしてごらん」と言っても出てこない。
動転して思わず私が言ったのは、

「みーちゃん、そういうの、『ゴミが入った』じゃなくて『ゴミ入れた』って言うんだよ」

・・・・。
真っ先に指摘するべきことはそこではないと思う>自分。

とにかく急いで耳鼻科に電話して、「触らないで早めに来てください」との言葉通り車すっ飛ばして病院へ。
…一分かからずにとってもらえました。
お医者さんに「もう入れちゃ駄目だよ」と苦笑されました…。……全くだ!!

帰る道々、何回も何回も「もう入れちゃ駄目よ」と言ってたら、しまいに「お母ちゃん、それ5回目」とカウントされる始末。

初耳鼻科がこんなんって……。……まあでも、思いがけずよさそうな耳鼻科を発見できてよかった。もしこれから中耳炎だの外耳炎だのになることがあったらここにいこう。
posted by 麻井由紀 at 21:00| Comment(0) | 小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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