2010年08月31日

はるかぜのホネホネさん

「はるかぜのホネホネさん」
福音館書店 発行
にしむらあつこ 作・絵

最近のこどものとものシリーズ物としてはわりとメジャーなホネホネさん。
実は今まで、みーは読んだことがありませんでした(親はある)。
ホネホネさんが骨なので、「いや」と拒否されていたのです。
ところが今日図書館に行って、平置きされている本を見たら、自分から「これ読んでみる」と手に取ったのです。
おまけに、手にとって「お手紙もの」だと気付くと続編まで借りようとする熱心さ。
読み聞かせのときには、「手紙はみーちゃんが読むからね」「お母ちゃんは読まないでね」と注文をつけられました。どうやら、「お手紙を読む」というところがこの絵本を気に入ったポイントのようでした。

しかし、なぜ突然大丈夫になったのか。
このちょっと前に、同じ作者の「ぐぎがさんとふへほさん」を読んだことがあったので、そのおかげで絵柄に慣れたのかとも思ったのですが、気になったので聞いてみました。

「みーちゃん、ホネホネさん骨だけど、怖くないの?」
「怖くない。お母ちゃんがこの間見てたワンピースにも骨出てた」

……。
………。
…………。

……て、じゃあ、ブルックのおかげなのかー!!


何が奏功するかわからないなあ……と思う、今日この頃。
posted by 麻井由紀 at 22:17| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月29日

いすがにげた

「いすがにげた」
ポプラ社 発行
森山京 作
スズキコージ 絵

おばあさんのいえからいすがにげだした!
「まったくあきれたもんだ。いすのぶんざいでにげようなんて」

そこにあるのが当然だった椅子が軒下から逃げ出してしまった!のらねこやぶた、うさぎに聞きながら椅子を見つけてつかまえたおばあさんは、どろにはまった椅子を引っ張り出したはずみで原っぱの上に転がってしまい、空をぼんやり見上げながら椅子とのつきあい(苦笑)を回想します。

読んでいて、椅子がお母さんに見えてきました。そこにいるのが当たり前、家事がちゃんと片付くのが当たり前……お母さん自身もきっとそう思って生活しているのですが、ふっとそこから飛び出したくなることってありませんか。何も言わない椅子ですが、きっとそういう気持ちで軒下から飛び出してしまったのだと思います。
それを察して椅子を快く送り出すことにしたおばあさん。……さて、結末は?

読んでいる親は、結構じんわりきました。…ただ、幼稚園児のみーに、このじんわり感をわかってもらうのはまだまだちょっと難しいかなあ。スズキコージさんの絵のインパクトで最後まで読みましたが、ちょっと退屈していたみたいです。
posted by 麻井由紀 at 23:28| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

どんなにきみがすきだかあててごらん

「どんなにきみがすきだかあててごらん」
評論社 発行
サム・マクブラットニィ 文
アニタ・ジェラーム 絵

ちいさなウサギはおおきなウサギにきいてみたくなった。
「どんなにきみがすきだかあててごらん」

初版が出た頃もういい大人で、読んですぐ、「あ、なかなかいい」と思った記憶があるのですが、今回読み返してみるとそうでもなかった…。
ちびウサギがデカウサギに、いかに自分が相手のことを好きかを伝えようとするのですが、デカウサギの方が「自分がこれくらい好きだよ」というサイズが大きすぎて、もっともっと自分の方が好きなのに、ということを伝えられない。
粗筋はそんな内容です。
以前読んだ頃は確かに「おお、なるほど」と思ったはずなのに、子供を持った今、母親の目線で見ると「…ふーん」でした。
親子の愛でなく、男女の恋の話に見えてしまって、読み聞かせをしてもあんまりぴんとこないのです。

お話としては非常にかわいらしく、絵柄もさわやかです。そういや、バレンタインやホワイトデーの贈り物で流行ってた記憶もある。いろんな判型が出ていたはずです。今はどうなのかな。
恋する大人向けにどうぞ。
posted by 麻井由紀 at 22:21| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月26日

おおかみのおいしゃさん

「おおかみのおいしゃさん」
岩波書店 発行
オルガ・ルカイユ 作・絵

マルクはぐあいがよくありません。おかあさんうさぎはマルクをおいしゃさんにつれていくことにしました。
もぐらのおいしゃさん、いぬのおいしゃさん、ねこのおいしゃさんにとりのおいしゃさん、あげくのはてにはさかなのおいしゃさんまでたずねたけれど、まともなしょほうせんを書いてくれたおいしゃさんは一人もなし。
日が暮れて、すっかり気持ちがくじけたお母さんのところにあらわれたふくろうが紹介してくれたおいしゃさんは、なんと…!?

………おおかみのおいしゃさんでした。

オチを書いてどうする、という感じですが、だってオチがタイトルなんだもん……。
イラストがリアルすぎて、残念ながらみーは怖がってしまいました。特に表紙のおおかみが非常にリアルです。
でも、(大人には)お話はおもしろいです。それぞれのお医者さんのしょほうせんがいかにもその動物らしくて(…まあ、うさぎとは種族が違うからそれじゃあ治らないだろう、というお医者さんもいれば、完全にヤブ!というお医者さんもいましたが…)楽しい。
それになにより、おおかみのお医者さんのキャラクターが思いがけない感じでとてもいいです。
裏表紙のネタバレにもご注目。

posted by 麻井由紀 at 22:49| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月25日

ぼくんちカレーライス

「ぼくんちカレーライス」
佼成出版社 発行
つちだのぶこ 作・絵

きょう、ゆうごはんなにがいい?ってママが聞いたから、「カレーライス!」って、僕、言っちゃった。
「今日夕飯カレーライス」って言ったら、八百屋さんも肉屋さんもレストランで聞いてたお客さんも、みーんなカレーライス食べたくなっちゃった!

…カレーライスって、確かにこういう食べ物。「カレー」と言われただけで、なんとなく香りと味が口の中によみがえって、無性に食べたくなります。まして、香りがただよってきたらもう、脳内「今夜はカレーだぜ…!」という気持ちになるにちがいありません。また、カレーの匂い漂う夕方の風景がカレー色なんですよね…!これでもか!という感じの絵本です。

つちださんの絵本は書き込みが細かくて、いろいろとつっこみどころがあります。大人がつっこむところと子供がみつけるところが微妙に違うのが楽しい。別の本の登場人物がゲスト出演していたりするので、つちださんの本を読めば読むほど楽しめるかも。忍者とか天狗とか謎の外人さんとかおすもうさんとか、意味なく(?)出ているのですが、そのキャラが皆なんともいえません…。

みーが生まれてから、いろいろと絵本を買いましたが、ユーモア絵本のジャンルで一番最初に買ったのはこの本です。なので、かなり思い入れが深いです。
この間、インドカレーを家で作ってみて、カレーがなくなっても丸一日家の中がカレーくさかったので、今日はこの本を読んだのですが、…うーん、読んだら何だか、またカレーが食べたくなっちゃったぜ。

posted by 麻井由紀 at 23:22| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月24日

はろるどのふしぎなぼうけん

「はろるどのふしぎなぼうけん」
文化出版局 発行
クロケット・ジョンソン 作

はろるどがいった。
ぼく、かべにえをかきたくなった。

みーは相変わらずサナちゃんシリーズに夢中なので、今日も家にある絵本の感想を書こうと思います。この間実家から持って帰ってきた本。
子供の時、お友達から借りて読んで、大好きで大好きで忘れられなかった本。大人になって自分で買いました。借りて読んだのは一冊だけだったのですが、シリーズが三冊くらい出ています。どれが一番最初の絵本なのかわかりません…。どれから読んでもだいたいお話は理解できると思います。

ハロルドはふしぎなクレヨンを持っていて、そのクレヨンと共にいつも行動しています。
書いたものが現実になるのか、そうでないのか、すごくあいまいで不思議なお話。
かべに絵を描いていたはずなのに、気付けばその壁の中の町をハロルドは歩いていて、「ぼくはきょじんだぞう」と言いながら、丘を越え、海を越えてしまったりもする。でも、線路を書いているうちにだんだん(遠近法!)小さくなってきて、気付けばひなぎくのはなの半分よりもまだ小さくなっている!
これじゃあ、うちにかえれないぞ!

ええ、どうなるの?と思ったときに思いがけない思考の転換をさせられて、子供心にあっと思ったのがずっと忘れられませんでした。大人になっても、そのページの絵はとても鮮明に覚えていて、本屋で手にとってめくった瞬間、「そうそうそう!」と思ったことを思い出します。
シリーズ三冊とも読み、どれもそれぞれ楽しい絵本ですが、やっぱりこの話が一番インパクトがあるかなあ…。

シンプルな線、二色刷の少しレトロな雰囲気がまたたまりません。A5変形サイズで、物語絵本としては小さめなので見つけにくいかもしれませんが、赤い背表紙が印象的。
posted by 麻井由紀 at 23:05| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月23日

じぶんでひらく絵本

「じぶんでひらく絵本」
文化出版局 発行
H・A・レイ 作

ここのところ、毎日みーがサナちゃんシリーズばかり読みたがるので、今日は久しぶりに手持ちの本の感想を書こうと思います。

四冊の本が入ったセット物の本。
「おかあさんとこども」
「だれのうちかな」
「さあ たべようね」
「サーカスをみよう」

ひとまねこざるのH・A・レイの作品です。
どれも半分に折られたページを開いてしかけを楽しむものですが、それぞれのテーマごとに工夫が凝らされていて楽しいです。特にみーが気に入っているのはサーカスの本。他の本に比べて、開けたときの驚きがいつまでも新鮮なのがその理由ではないかと思います。

非常に素朴な判型なので、小さい子供さんだとぼろぼろになる危険はありますが、ぼろぼろになっても補修してずっと大事に読みたいような本。図書館で初めて読んだとき、古い版だったので、きっとこの本はもう発売されていないだろうなとあきらめていたのに、ちゃんと版を重ねて今も本屋に並んでいたので本当に驚きました。もちろん、即買いました(苦笑)。
重ねた刷数は既に百刷をこえていて、いかに愛されているかがわかります。いいものはちゃんと伝わっていくのだなあと、なんだかうれしくなりました。

二歳から六歳までとなっていますが、本がぼろぼろになることをあえて恐れなければ(苦笑)、もっと小さい子供から楽しめる本。そして、大きくなっても大切に取っておける本だと思います。
posted by 麻井由紀 at 23:14| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月22日

ねぇ だっこ

「ねぇ だっこ」
佼成出版社 発行
いちかわけいこ 作
つるたようこ 絵

おかあさんはいつだってあっくんをだっこ。
あっくんがねるまであっくんをだっこ。

……ねえねえおかあさん、おさるのだっこってどんなふう?

それぞれの動物の、それぞれのだっこがかわいい本。ツッコミ体質なので、きりんのだっこって、それだっこか?とかつっこみたくもなったりもしますが、かわいいので許す(苦笑)。かわいい。絵がかわいい。
私、なんでこんなに版画の絵本に弱いんだろう……。版画大好きです。

弟の赤ちゃんのあっくんに嫉妬しつつもけっこうお姉ちゃん、お母さんとまったり家事をしています。動物だけでなく、母子の穏やかな生活っぷりの版画も可愛いです。小さい赤ちゃんがいて、こんなにゆっくりいろんな家事できないよ!とつっこみたい気持ちもありますが、かわいいので許す(苦笑)。

小さい子向けの絵本だと思いますが、お母さんもいやされると思う一冊。
さらりと読めます。見かけたらどうぞ。
posted by 麻井由紀 at 23:13| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月21日

くまはどこ?

「くまはどこ?」
評論社 発行
シャーロット・ポメランツ 文
バイロン・バートン 絵
谷川俊太郎 訳

くまがでた!と森から駆け戻ってくる女性。村から村人達がくまはどこだ、くまはどこだと集まってきます。

べったりと塗った感じの、うまいのか下手なのかわかりづらい絵。とてもシンプルな文章。なのに、非常な臨場感と緊迫感を感じる不思議な絵本です。

みーは最初「?」という感じでしたが、中盤のクライマックス、「そこに!」という場面ではぐぐっと絵本に惹きつけられたようでした。
これは、上手い人が読み聞かせをすると楽しいと思います。
翻訳をされているのは谷川俊太郎さんで、文章の緊迫感は翻訳の妙によるところもあるかもしれません。

posted by 麻井由紀 at 22:45| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月20日

ミケがじゃまして

「ミケがじゃまして」
福音館書店 発行(月刊絵本こどものとも年少版)
山崎克己 作・絵

おとうさんがてがみをさらさらさら。…ミケがじゃましてかけません。
おじいさんがしんぶんがさがさがさ。ミケがじゃましてよめません……。

猫ってこういうことするする……!!ということの嵐。
すっごく「わかるわかる!」と思いつつ、この話、オチはどうするんだろう、と思って読んでいたら、親的にはあんまりうれしくないオチに落ち着きました(ダジャレではありません)。

とにかく、猫の姿がふてぶてしくもかわいい(ふてぶてしい猫が可愛いと思える人のみ)本です。月刊絵本ですが、今月分なので、うまくすればまだ手に入るかもしれません。入手できない方は図書館でどうぞ。
posted by 麻井由紀 at 00:01| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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