2010年06月30日

おしっこでるよ

「おしっこでるよ」
PHP研究所 発行
ロバート・マンチ 作
ミカエル・マルチェンコ 絵

ある日、お父さんとお母さんとアンドリューは車に乗っておじいちゃんとおばあちゃんの家に行くことになりました。車に乗る前に、お母さんは聞きました。「アンドリュー、おしっこは大丈夫?」「でない、でない、でない」アンドリューは言いました。

………まー、トイレトレーニング中、ないし、トイレトレーニング完了直後のお母さんなら、だいたいこの会話の先は読めますですね。
そうです、自信満々だったアンドリューは、車が走り出して1分たつかたたないかで、「おしっこでるよー!」と叫んだのです。

みーがおもしろがるかと思って借りた本でしたが、意外と彼女は駄目でした。たぶん理由は、時間の感覚だと思います。この本では、乗って1分でおしっこと言った、とか、30分かかって着替えた服、などの時間表現が頻出するのですが、みーには分の感覚がいまいちわからないのです。途中で「すぐに」とか「いっぱい時間をかけて」といった表現に勝手に変えてみたらちょっとは食いつきましたが、その後でてきた5分たっても、10分たっても、のところがうまく変換できませんでした。

でも大人は、特にトイレトレーニングの経験のあるお父さんお母さんは、「うわー、あるあるわかる」という気持ちで楽しめると思います。あ、でも、今トイレトレーニング真っ最中で苦労している人は楽しめないかもしれないので、少し間をおいて、トイレトレーニングが懐かしく思えるようになってからどうぞ。
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2010年06月28日

かたつむりののんちゃん

「かたつむりののんちゃん」
童心社 発行
高家博成 作
仲川道子 絵

雨が降り始めました。かたつむりののんちゃんは昼寝からさめて、ゆっくりさんぽを始めます。

お友達のおすすめ絵本シリーズの中の一冊。とりあえず、図書館で片っ端から予約をいれて、手元に一番先に届いた四冊のうちの一冊がこれ。

いや、さすがお勧めだけはあります。みーのくいつき最高でした。最初これ一冊だけ読んで、あとは別の、と思っていたのですが、「次、虫。もいっかい虫」と、計三冊読まされました。
どのあたりが心に刺さるのかはつかめませんでしたが、刺さったことは間違いありません。

親的におもしろかったのは、昆虫専門の方が話を作っているだけあって、普通の虫の擬人化絵本とは違い、短い話なのにちゃんとカタツムリの生態が紹介されているところです。かたつむりのふんがあんなところから出てくるなんて初めて知りました。
大嫌いなヤスデ(大量発生するから。今年も大量発生しています)も、この絵本で見るとかわいらしく見えます。
テントウムシやカブトムシにも新発見がありました。同じシリーズの他の本もこれからどんどん借りてみるつもりです。どんな発見があるか楽しみです。
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2010年06月27日

にぎりめしごろごろ

「にぎりめしごろごろ」
福音館書店 発行
小林輝子 再話
赤羽末吉 絵

きこりのじさまが木を切りに行って、昼飯にしようとにぎりめしをたべようとしたとき、うっかりにぎりめしがころがりおちてころころところがりだしたんだと。まてやまてやとじさまがおいかけたけど、ころころころがってとうとう見えなくなってしまったんだと。

おむすびころりんすっとんとん、の、おむすびころりん系の話かと思って手に取りましたが、実は(どちらかというと)こぶとりじいさん系のお話でした。でも、となりのじさまは、悪い奴だなーというよりはだめなじさまだなー、という感じで、嫌味はないです。
昔話をあまり好んで読んでくれないみーが、珍しくおとなしく最後まで読んでくれたのが印象的でした。なにがよかったのかな。食べ物がいっぱい出てくるところかな。…そういえば、前に読んでうけのよかった「まのいいりょうし」も、食べ物がいっぱい出てくる話だった…。

以前、友達に赤ちゃんが生まれたとき、出産祝いに何がほしいかを聞いたら「赤羽末吉さんの絵本」と言われました。それまで、昔話系の絵本で絵を描いた人を意識していたことはなかったのですが、彼女に言われて赤羽さんの絵本を探すうち、すっかりほれこんでしまいました。代表作は「スーホの白い馬」と言えば、絵が思い浮かぶ方もいらっしゃるのでは。
赤羽さんの線がとても好き。特に手や足の表現が何とも言えません。童子(桃太郎など)の頬、口元の表現も、はりがあってそれでいてもちっとした感じがかわいらしい。
まだたくさん作品を残しておられる方なので、機会があるたび少しずつ読んでいこうと思います。
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2010年06月26日

とこちゃんはどこ

「とこちゃんはどこ」
福音館書店 発行
松岡享子 作
加古里子 絵

赤いぼうしに青い半ズボンのとこちゃん。
お母さんも元気すぎて困るくらいのとこちゃんは、ちょっと目を離すととことこ駆けだして、どこかへ行ってしまいます。
市場、動物園、海水浴…。
さあ、今度はどこにいるのかな?

「ウォーリーを探せ」のように、とこちゃんがどこにいるかを探す本。発行は1970年なので、「ウォーリーを探せ」よりも早く出版されているのではと思います。
色合いがやわらかいので、ウォーリーを探すのは眼がちかちかして苦手、という方でもとこちゃんは探せると思います。
加古里子さんの初期の絵本ならではのかき込みの多さがいきている絵本。とこちゃんを探し終えた後も、八百屋さんはどこかな?とか、とこちゃんを探してるお父さんはどこかな?と他のものを探して楽しめます。
何より、探すだけでなくてちゃんとお話になっているのが楽しい。子供達がとこちゃんを楽しく探している間に、読んで聞かせる親の方は、とこちゃんのお父さんやお母さんに自分を重ねてしまって、「うわー…。わかるわかる…」となること請け合いです…。

ちなみに我が家では、「スーパーで迷子になったら牛乳売り場へ行く!」という決まりです。牛乳売り場がないスーパーはないし、他の食品ほどめちゃくちゃ売り場が広いということはないので。…まあ、卵でも良かったんですが(苦笑)。
今のところ、あまりこの決まりを使用したことはありません。このままあんまり使わないでいられるといいなあ。
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2010年06月25日

むしむしでんしゃ

「むしむしでんしゃ」
童心社 発行
内田麟太郎 作
西村繁男 絵

いもむしのでんしゃは、ののたんののたんとのんびり、はたけからおいけ、さとやまへと走っていきます。お客は虫、カエル、金太郎?

このコンビでの電車ネタは、他に「がたごとがたごと」「おばけでんしゃ」があります。
内田麟太郎さんの文章はいつもユーモアがあっておもしろいのですが、このシリーズに限っては、絵の情報を読み解くのがおもしろいです。
駅ごとに補給をしているくいしんぼのいもむし電車、意外な人(虫)が意外な場所で降りる驚き、夜の空を飛ぶ不思議な虫たち。
重箱の隅をつつくように、なめるように絵を見るのが楽しい本です。

大人は楽しいですが、子供はどの程度楽しいのかしら、と思っていましたが、子供もちゃんと楽しんでいました。
駅から駅への途中に現れるキャベツ畑。
私が「おー、キャベツ畑だ」と思っていると、子供がとても嬉しそうに、「お母ちゃん、キャベツとぶた!」

…!

なんと!長新太さんの「キャベツくん」に出てくるキャベツくんとブタヤマさんがこっそり(いや、どちらかというと堂々と)出ているではありませんか!よくよく見ればそのページだけ、完全に長新太さん風の色、画、線!この本を作られたお二人の、長新太さんへのオマージュなんだろうなと思います。大人向けの本にはたまにあることですが、子供向けの絵本でこういうオマージュを見るのはちょっと珍しいなと思います。
このブタヤマさんを見つけて、みーは俄然、絵の中に隠された何かをさがすことが楽しくなったようで、最後までいろいろと見つけてくれました。本を隅の隅まで楽しんでくれた様子がうれしかった一冊でした。
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2010年06月24日

もぐらバス

「もぐらバス」
偕成社 発行
佐藤雅彦 原案
うちのますみ 作・絵

NHK教育、「ピタゴラスイッチ」の企画や監修をされている方達の絵本です。新刊なので絵本にしては予約が多く入っていて(基本的に絵本は、手にとって選ぶ人が多いので予約を入れて借りる人は少ないようです)、やっと回ってきました。

地面の下にもぐらが作った町があり、その街中をもぐらバスが走っている、というこの話。
一回一円で乗れるバス、昼時はマーケットに行く人で少し混雑しています。ところが、そのバスがカーブを曲がってスピードを上げようとしたところで急にブレーキをかけました。一体何が?

このあと、地中ならではの展開がなんともほほえましいです。
が。
この絵本のキモはなんといっても。

地図。

しかも、地面の上を描いた3ページと、地中を描いた5ページが対比できるW地図!!
その上にまだ、後ろ見返しには「運転手用路線図」なるまた別の地図が!
地図好き大コーフン!の一冊です。
以前紹介した「ピッキーとポッキー」のように、一ページめくるたびに「今はどこ?」という展開ではありませんが、3ページ目と5ページ目の対比に子供が満足するまで、何回もこの二ページをめくったりもどしたりめくったりもどしたりすることになると思います。

地図好きの方、ぜひどうぞ。

ピタゴラスイッチとか、だんご三兄弟とか、昔なつかしクマのバンクー(覚えてる人いるかな…)のような絵柄が好きな方にもお勧めします。えんぴつでかいたようなやわらかい輪郭線がなんともいえません。
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2010年06月23日

たべたのはだれ?

「たべたのはだれ?」
童心社 発行
藪内正幸 作

穴のあいたくるみ。たべたのはだれ?
二つに割れたくるみ。たべたのはだれ?

食べかすだけをまず見せて、食べたのはだれ?と問いかける絵本。
非常にリアルな絵柄で、かつ、例に挙げたような穏やかな食べ物だけとは限らない本。
駄目なお母さんは駄目かもしれない本。特に、ふくろうとねずみあたり。ああ、あともぐらとみみずあたりも。

しかし、だれ?と問いかけられるクイズ形式なので。
非常に子供の食いつきはよろしい。
虫を怖がらないように育てたせいか(蚊はかゆくなるので嫌がりますが)、みみずでもなんでもへいきのへいざ。
一回目ではほとんど答えがわからなかったので、当然リピート。
もう一度読んでもまだ何問かわからなかったので、またリピート。

生きるために他の生き物を食べて生きている、ということを理解してほしくてセレクトした本ですが、単にクイズ本になってしまった気がしてちょっと後悔…。
とはいえ、ふくろうはねずみを食べて生きていることは完全に理解してくれました。
ちなみに、そのうえでのこの発言。
「ミミ(実家の猫)も、ねずみ食べるよね!」

…今度、実物見せたげようか……。あ、駄目だ。うちの猫、しっぽしか食べ残さないよ…。
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2010年06月22日

コレで何する?

「コレで何する?」
福音館書店 発行
大月ヒロ子 構成・文

みーがお誕生日なので図書館に行きました。
嘘です(苦笑)。本当は、借りていた本の返却期限なのと、予約していた本が届いたので、行きました。

例によって、限界ぎりぎりまで借りて帰って早速読みました。
が。
こういう新しい本が大量にある日だというのに、同じ本をもう一回みーが読みたがりました。
しかもそれがいつもの大好きなしかけ絵本じゃない!
驚きとともに取り上げます。

「コレで何する?」

タイトルではさっぱりわかりませんが、サブタイトルを見るとちょっと内容の想像がつきます。サブタイトルは

「おどろきおえかき」

簡単に言うと、現代美術の紹介の本です。
ペンキに筆をつけて、ふりまわしたりたらしたりして絵を描く、というのはまだまともなほうで、ボクシンググローブに絵の具をつけて、壁を殴った作品、女の人の体に顔料絵の具をぬって、腹ばいになったりひっぱったりして描いた作品、紙に置いた絵の具を、足でぐりぐり練り回したりのばしたりして描いた作品。紙を貼ったキャンパスに飛び込んで破った跡の作品も。

なにがそんなに受けたのかと、今もう一度しみじみ読み返してみました。
私が見ると、ついつい作品のページに目が行くのですが、たぶんみーが楽しいのは制作過程の写真と、そこにつけてある擬音なんだと思います。自分の大好きなお絵かき(彼女の普段のお絵かきからはかなりかけ離れた制作方法なんですが)に、いろんな音がついている。思いがけない音もついている。どうやらそれが楽しいみたいです。

なかなか子供が触れる機会の少ない現代美術に、音を想像させることで興味を持たせた本。みーには貴重な機会になりました。私も、篠原有司男さんのボクシングペインティングは、美術関係のドキュメンタリーでちらっと見たことはあったものの、作品として写真を見たのは初めてなので、興味深く楽しめた本でした。
今年は地元でトリエンナーレも開かれるので、機会があったら一度連れて行ってみようかな…。

posted by 麻井由紀 at 22:38| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

誕生日。

おかげさまで我が家のこぶたも無事に誕生日を迎えました。
にょきにょきのびてそこそこ太りました。
一時、これ以上のスピードで伸びたら末は大林素子かと心配していましたが、何のことはない気がついたら標準サイズに落ち着きました。
それでも、毎日牛乳は最低300ミリリットル。(コップ二杯)
多いときには500ミリリットル。(コップ三杯)
たぶん本人、本当はもっと飲みたいんだろうと思うけど、ものの本に、小さい子に極端に牛乳ばかり飲ませすぎるのもよくないと書いてあったので、一応500ミリリットルでセーブ中。酪農家の皆さん、ごめんなさい。

そんなみーに、今日まじまじと聞かれました。

「お母ちゃんも子供のとき、牛乳飲んでたの?」

なぜそんなことを知りたいのだ。

「飲んでたよ」
「誰に飲ませてもらってたの?」
「…おばあちゃん、だと思うよ」

もしかしたらそのころはまだ同居していた祖母が健在だったので、祖母から(みーにとっては曾祖母)かもしれませんが。そこまで覚えてない。

「だからお母ちゃんも、みーちゃんに牛乳のませたの?」

・・・。それが聞きたかったのか。

「というか、君は赤ちゃんの時、おっぱいのほかは牛乳か水しか飲まなかったんだよ…」

子供が喜びそうな果物ジュースをすっぱいと言って嫌い、乳酸菌飲料を
すっぱいと言って嫌い、お茶を苦いと言って嫌い……。
唯一文句を言わずに飲むのが牛乳だったのに。

「みーちゃんジュース好きだよ!」

憤然として言い返されました。

…今はな。
てか、昔ジュース嫌いだったこと、きれいさっぱり忘れてるのか、そうか……。
なんとなく釈然としない今日この頃。
ともあれ、お誕生日おめでとう。
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2010年06月21日

とけいのほん

「とけいのほん@」
福音館書店 発行
まついのりこ 作・絵

ちびとのっぽが、どんぐりぼうややひかりのぼうやと出会いながら、時計のよみかたを教えてくれる本。
かがくのとも系列かと思いきや、なんと意外と幼児絵本。

@とAがあって、@は定時(七時、八時など)や半(一時半、二時半など)の見方を教えてくれる本、Aは分の見方を教えてくれる本です。
定時や、一時半二時半を教えてくれる@はいいのですが、Aはやっぱり2〜4歳児にはもてあます印象です。この本はみーの年の離れた従姉達からのお下がりで、二歳になるやならずの頃から読んでいましたが、いまだに分の読み方は難しいようです。2は10分、3は15分ということをタイルを使って教えてくれるのですが、やっぱりこんがらかってる。でも、クイズ好きで負けず嫌いなので、とりあえずこの本を読むのは好き。ひんぱんに「これは何時?」と聞かれるのが楽しいらしいです。継続というのはたいしたもので、久しぶりに読んだら@の方は完璧に答えられるようになっていました。昔はけっこう適当やでたらめで答えてたのに。でもAはやっぱりもてあましてました。
とはいえ、くりかえしの質問と、ていねいな教え方で、けっこうわかりやすいと思います。特に@は、小さい子がアナログ時計の形に慣れるのにも使えます。Aは幼稚園の年長さんくらいからなら、という印象です。

ちなみに、ちびとのっぽは大きさだけでなく、目が白黒反転している方がのっぽ、白目黒目が合ってる方がちび、と見分けられるようになっていますが、ちがいが微妙すぎてあんまり見分けの役にはたってない気がします…。
posted by 麻井由紀 at 23:42| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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